春です!関西旅行です!(3日目~4日目)

前述していなかったが、実は神戸への訪問は4度目で、ポートアイランド六甲アイランドを含めて神戸らしいところはかなり網羅してしまっている。

そのために、今までとは趣向を変えた場所へ行こうと頭を悩ませるところから、本日は始めることとしよう。

 

3月16日(木)

おはようございます。

 

さあどこに行こうか、と悩んでいたところ、ふと以前某動画サイトで見たカーレーターという乗り物が神戸須磨にあることを思い出す。

とりあえず須磨に向かおうということで、垂水・舞子1dayチケットを購入した。

 

神戸市民の夏の遊び場、須磨の砂浜を横目に見ながら須磨浦公園へ。

ロープウェイを乗り継ぎ、ついにカーレーターに乗ることに。

係員に案内されるがままに、搬器に乗るが、この搬器の揺れる揺れる…!

ところで、このカーレーター、搬器がベルトコンベアの上を動いているのだが、末端を見ていると、どうやら物理的に(?)固定されているわけではなく、搬器とベルトコンベアの摩擦で動いているようだ

力士のような重い人が乗ったらどうなるのだろうか…???

 

このカーレーターという乗り物、以前はびわ湖バレイにもあったようだが、あまりにも揺れ、速度が遅く、廃止されてしまったために、ここにしかないようだ。気になる諸君はぜひ乗りに行ってはいかがだろうか?

 

山の上にはこれまた珍しい回転展望台(レストラン付き)があった。

www.sumaura-yuen.jp

名は体を表すとはよく言うが、その名の通り、360°ガラス張りとなった展望台の中を、床が回転することで、全方面の眺望を楽しめるというものだ。

この仕様の展望台は、神戸タワーにもあるそうで、また現在は動いていないものが多いが、一部のそごうの上に載っている円盤状のものも回転レストランとして機能していたようだ。

このような展望台に乗ると少し時代を遡ったようなレトロな気分を楽しめることだろう。

 

ところで、この須磨浦山上遊園の標高は246mあるそうで、その景色は非常にきれいなものであった。

神戸市や明石海峡大橋が見えるのはさることながら、南は四国-徳島、関西国際空港などを見渡すことができた。(残念ながら和歌山は見ることができないそう)

回転展望台 景色

帰り道もカーレーターに乗ることになったが、やはりその揺れは激しく非常に怖いものであった…泣

 

 

次に向かったのは、神戸市立須磨水族園(通称すますい)である。

付近では大きな工事が行われていた。どうやらこのすますい、2か月後に閉園し、来年春にリニューアルオープンし、シャチの展示などを含めた「神戸須磨シーワールド」となるようだ。

リニューアルを遂げた暁には再び訪問してみたいものだ。

 

ところで、このすますいの展示についてだが、一言でいうと「奥が深い」のだ。

どういうことかというと、まず、展示されている魚の種類が非常に多いのだ。それに加え希少な種も多い。

私が気に入ったものは、このオビテンスモドキという魚だ。

この魚、成長とともに大きく姿を変えるらしく、このかわいらしい(?)姿が見れる期間もそう先が長くなさそうだ。

オビテンスモドキ

また、このオビテンスモドキ以外にも日本ではほぼ絶滅しているアユモドキといった魚もいた。

 

第二に、擬態や走性、性転換といった、生物の習性に関して展示を行っているというところだ。

例えば、アナゴが同じ筒にぎっしりと詰まるように入っている。これはアナゴの持つ接触走性というものにより、常に体が何かに触れていることを好むためなのだ。

アナゴ 接触走性

また、ウツボの口の中をきれいにするエビや、チンアナゴなど様々な生物を見ることができ、時間が飛ぶように過ぎてしまった。

リニューアルオープンにも非常に期待大である。

追記)この水族館、昼間でもかなり空いており、非常に回りやすいものであった。

 

 

水族館を出た後は、どうせなら行ったことのない神戸の有名観光地に行こうということで、布引のハーブ園へ行くことにした。

この布引ハーブ園、山の上にあり、ロープウェイで上がることもできるのだが、普通に行くのでは何も面白くない。

そこで我々は登山をしていくことになった。この選択を後に後悔することも知らずに。

 

登り始めは、昨日の布引の滝を横目に見ながら登っていくルートで、六甲山のボロボロの花こう岩と落葉した葉の上を歩いて登るのには少々骨が折れたが、後ろを振り返ったときの景色の良さに背中を押され登ることができた。

 

ところで、この時の時刻は17:05。布引ハーブ園の営業時間は17:00。我々は登り切った後にその事実を知り、落胆。やはり下調べは重要なようだ。(戒め)

 

仕方ないので下山を。夕食へ。

 

夕食は「神戸牛  八坐和」で頂いた。

このお店、神戸牛を提供している吉祥吉グループの店舗の一つで、インターネットより予約すると非常にコスパよく神戸牛を食べられるので是非!

yazawa-honten.koubegyuu.com

店主の好みか、やはり名は体を表すようで店内には矢沢永吉の曲がかかっていた。

 

やはり世界の「Kobe Beef」。その味は非常に美味で舌の上でとろけるといった感じであった。

神戸に来た時には、また神戸牛をいただきたいと思います。

神戸牛 ステーキ

会計を済ませたのちに、友人に誘われるがままに「神戸らーめん 第一旭」に。

本当は「SAVOY」という以前に伺ったカレーに行く予定だったが、営業時間外。ここでも下調べの重要さが露呈。美味しいので、また伺いたいものだ。

tabelog.com

ところで、以前に京都で第一旭という同じ名の大行列のラーメン屋に伺ったのだが、この神戸の第一旭は、その京都の店ののれん分けだそう。

食通の諸兄に負けないくらいの食レポをしていきたいと思う。

 

注文するやいなや、着丼!いざ実食!

こちらが醤油チャーシューめん、まずはスープから。

京都本店に負けじとして劣らずの、濃厚なスープ。

続いて圧倒的存在感の中太麺をSUSURU!コシが効いて本当にうまい。

といった感じで、非常においしいラーメンであった。

tabelog.com

美味しいラーメンを喰らい、帰路へとつき、美酒を口にしながら、本日はおやすみさせていただく。

 

 

3月17日(金)

おはようございます。

 

本日はついに神戸を旅立ち、名古屋へと向かう。

せっかくなので大阪へ寄り道。

 

どこに行くかは、あまり決まっていなかったが大阪メトロ1日券を購入。

とりあえず、気になっていたコスモスクエアへ。

どうやらここには赤字建築がいくつかあるそうだ。

 

まずは、総工費176億円の、海の上に浮かぶ「なにわの海の時空館」へ。

 

残念ながらこの施設、2013年に廃止となってしまったために中に入ることはできなかったが、外から見ているだけでも税金の無駄遣いであるとヒシヒシと感じされられるものであった。しかしこれは序の口に過ぎない。

 

次に「大阪府咲洲庁舎」通称さきしまコスモタワーへ。

総工費は1,193億円。

この施設、高さは256mで、同じ大阪府に存在するりんくうゲートタワービルと高さを争い、りんくうゲートタワービルが256.1mで勝利を収めたようだ。

そんなコスモタワーだが、以前はテナントが全然入っておらずガラガラの施設で、税金の無駄遣いと言われており、現在はかろうじて大阪府の施設が入って一部埋まっている状態だ。

さきしまコスモタワー

700円を払えば展望台へと行くことができるのだが、ケチな貧乏人向けには、オフィス棟から無料で展望台の直前の階まで登ることができる。

訪問した当日は曇っていたが、トイレからは大阪の景色を堪能することができる。

大阪のベイエリアを一望しながらお小水をぶちまけるといった経験はここでしか味わうことのできない感覚だろう。

51階 トイレ

 

コスモタワーを下りた後には、玉出にあるラーメンWEST100名店の「かしや」に伺った。

とんこつ×魚介の全体的にバランスの取れた完成度の高いラーメンであったと感じた。

かしやとんこつ



tabelog.com

 

この玉出という地、かの有名なスーパー玉出の発祥地なのだ。

 

その後同西成区のあいりん地区へ。

この地区は路上生活者や日雇い労働者が多く居住しており、ドヤ街(ヤドの逆さ言葉)という簡易宿泊所が立ち並んでいる町である。

また劣悪な生活環境から度々暴動なども起こっており、警察署は非常に厳重なものとなっている。

あまり治安はよろしくないが、面白いストーリートアートがあったり、普通の街並みとは異なるので、散歩をしてみると非常に興味深い。

 

殊更に面白いのは、このそばに大阪公立大医学部という、日本でも指折りの医学部が存在することだ。

この医学部、天王寺に近いところにあり、本当に偏差値が高い。

大阪公立大 医学部

 

ここまで大阪を楽しんできたわけだが、本日の宿は名古屋-栄だ。名古屋に向かわなければ。

残念ながら貧民なので大阪→名古屋で新幹線は使えず、新快速で向かうこととなったが、着席ができてラッキー。

 

本日の夕食はかの有名な矢場とんで。味噌カツを。美味しい…!(名古屋めし1)

矢場とん 味噌カツ

 

ところで、名古屋の観光地と調べるとオアシス21が出てきたが、これは果たして観光地…なのか…?

 

適当に作業をして就寝。おやすみなさい。